とやまワークコラボレーション

オンライン・アイディアソン 富の山から掘り出せ!ソーシャルビジネスのタネ DIG TOYAMA[ディグ・トヤマ]

イベントレポート

 富山県は、立山連峰と富山湾に囲まれる世界でも稀に見る雄大な自然環境と、農業や漁業、鋳物産業、製薬業の発展によって日本海側屈指のものづくり県として豊かな暮らしを築いてきました。しかし、多くの地方都市と同様、少子高齢化やグローバル資本主義による社会構造の変化、環境問題など多くの社会課題が目の前に迫っています。
 こうした背景から富山県では、環境モデル都市として世界的に注目され、国の「SDGs未来都市」に選定されている富山市を中心に、環境保護や福祉、まちづくり分野において早くから先進的な取組みを始めています。また、私たちが直面しているような様々な社会課題に対して、持続可能な事業性を確保しながら解決しようとする「ソーシャルビジネス」への期待が高まっています。
 そこで、地域で活動する企業やキーパーソンとの交流、ものづくりや食体験を通じて、近年持続可能な生活文化として見直されている先人達が培ってきた伝統や智恵にも学び、これからの地域や国際社会に共通する社会課題の解決につながる「ソーシャルビジネス」のアイデアをともに考えるオンライン・アイデアソン『DIG TOYAMA(ディグ・トヤマ)』を開催しました。

開催日程

高岡市(株)能作より中継

第1部

オリエンテーション

アイスブレイク、キーノートスピーチ

The 1st DIG : CRAFT CULTURE

ものづくり企業体験

第2部

ディスカッション

課題共有、深掘り

The 2nd DIG : FOOD CULTURE

食体験

特別セミナー

専門家による講義

ディスカッション

アイデア出し

富山市 富山県民会館より中継

アイデアソン

富山メンター紹介、チームビルディング、各種ワーク、アイデアのブラッシュアップ

富山市 富山県民会館より中継

プレゼンテーション・審査会

チームによる発表、表彰式

テーマ

「土地本来の力」を借りた、
真にサステナブルな社会へ

富山県には、自然と伝統の力によって生み出された多くの「富」(wealth:本質的な豊かさ)がまさに地層のように積み重なっています。これまで見過ごされてきたそれら有形無形の資産を新たな視点で掘り起こし(DIG)、先端テクノロジーや異分野のノウハウと組み合わせ、SDGsやサーキュラー・エコノミー(循環型経済)などの考え方やツールを用いながら、真にサステナブルな社会の実現につながる新規ビジネスの発掘をめざします。

求めるアイデアのイメージ

  • フードロスを削減する
    革新的な農業や
    生活サービス
  • 循環型経済の
    新しいモデルとなる
    ものづくりブランド
  • 自然と調和し
    廃棄物ゼロをめざすまちづくり構想

参加メリット

  • 富山県の自然と伝統に裏打ちされたものづくり企業や、地域で活躍するキーパーソン、参加者同士の出会いが新たなビジネスシーズの発掘につながります。
  • プログラム内でとやまの工芸品や食をお届けします(後述の「参加特典」参照)。
  • 優れたアイデアには、優秀賞および副賞を授与します。
  • 最も優れた事業アイデアについては、次年度以降の富山県事業または補助の対象となるモデル事業として実現に向けた支援を受けられる可能性があります。
  • 富山県の広報により各種メディアで取り上げられる可能性があります。

賞・特典

最優秀賞

【1組】
Bed and Craft 宿泊・体験利用券10万円分
(2021年12月末迄有効)
+富山県事業または補助事業の支援候補として選定

優秀賞

【1組】
副賞 富山の特産品詰め合わせセット
(ひとり5,000円相当)

交流する地域の
キーパーソン・専門家

オリエンテーション

キーノートスピーカー

河上 めぐみさん

有限会社土遊野 代表取締役
「有畜複合循環型有機農業 里山の可能性」

1986年生まれ。富山市(旧大沢野町)土(ど)で育つ。2010年、大学卒業と同時に富山に戻り、両親が開いた有限会社土遊野へ就農。2014年、結婚。2015年、会社を引き継ぎ代表取締役に就任。里山で育ったという環境と、都会での5年の生活を経て、日本社会の中で「里山での農業」という仕事の必要性、大切さ、そしてやりがいと将来の可能性を大いに感じ、土づくりから収穫、そして届けるところまで一貫して行っている。里山に残る日本の資源を生かすべく、体験や農業研修なども幅広く受け入れている。大切にしている思いは 「大地への敬意」「未来へ責任ある仕事を」「人と自然との絆を結ぶ」 「里山はもう日本にとって必要のない場所だろうか?」。

The 1st DIG
CRAFT CULTURE

施設見学&ワークショップ

株式会社能作

錫100%の曲がる器「KAGO」シリーズなどで全国的知名度を誇る富山県高岡市の鋳物メーカー。仏具、茶道具、花器に始まり、近年はテーブルウェアやインテリア雑貨、医療器具など新分野に進出している。本社工場には、ショップやカフェのほか体験コーナーを併設し、産業観光を通じて伝統技術と地域の魅力を世界に向けて発信、多くの見学者が訪れる交流拠点となっている。

参加特典

錫製ビアカップ
(ひとり1個)

The 2nd DIG
FOOD CULTURE

案内人

発酵料理人
中川 裕子さん(gonma)

富山県南砺市生まれ。小学生から近所の料理教室で郷土料理を習い始める。2010年頃、失われつつある発酵食品を中心とした郷土料理の魅力を伝えようと、家業である理容院のかたわら、“デザイン+郷土料理”をコンセプトにケータリングサービス「OCATTE(オカッテ)」を全国で展開。2017年、地元でワインと発酵とクラフトビールのお店「gonma(ゴンマ)」をオープンした。

参加特典

発酵食お惣菜セット
(ひとり1個)
富山のクラフトビールまたはジュース
(ひとり1本)

聞き手
ワダ ヨシさん(編集者)

マイクロ出版社/編集ユニット「ferment books」の編集者、ライター。『発酵はおいしい!』『サンダー・キャッツの発酵教室』『味の形 迫川尚子インタビュー』などの書籍を手がける。『スペクテイター』誌への富山カレーカルチャー・ルポ寄稿や、「BOOKDAYとやま」など富山でのイベント出店・トークショー出演など、富山県との縁もあり、その食文化やカルチャーに関心を寄せている。

特別セミナー

講師

加藤 遼さん

パソナJOB HUB ソーシャルイノベーション部長
IDEAS FOR GOOD Business Design Lab.所長
内閣官房 シェアリングエコノミー伝道師
講義テーマ:「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)の基本と日本文化」

法政大学社会学部卒業後、株式会社パソナにてリーマンショック後の若者雇用支援、東日本大震災後の東北復興支援、NPOのマーケティング支援などに携わる。現在は全国の地域や海外を旅するようにはたらきながら、タレントシェアリング、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズムをテーマとする事業開発に従事。一般社団法人サステナブルビジネスハブ理事、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師、NPOサポートセンター理事、多摩大学大学院特別招聘フェローなどを兼務し、ビジネス・パブリック・ソーシャルのトライセクター連携によるソーシャルイノベーションが専門。

アイデアソン

富山メンター

河上 めぐみさん

有限会社土遊野
代表取締役

川原 隆邦さん

川原製作所 代表
蛭谷和紙職人

國本 耕太郎さん

漆器くにもと 代表
artisan933取締役部長

能作 千春さん

株式会社能作 専務取締役

前田 大介さん

前田薬品工業株式会社
代表取締役社長

審査員

品川 祐一郎さん

トヨタモビリティ富山株式会社 代表取締役社長

張田 真さん

ハリタ金属株式会社 代表取締役

富山県商工労働部